5月27日朝、やっと出張の仕事を終わらせ、大阪駅に立っていた。
今回は以前京都駅で見かけた、“スーパーはくと”に乗りたくて、とりあえず鳥取まで行ってみることにした。
“スーパーはくと”は、智頭急行が誇る特急列車で、前面の展望部分が広くかっこいい。
智頭急行は陰陽連絡線としてもともとは旧国鉄が計画した線を第三セクターの智頭急行として営業させたのである。これにより因美線をショートカットする形で、鳥取までの最短ルートが出来たのである。
智頭急行線はわずか50kmたらずだが、自社の特急車両を遠く京都から走らせている。
前日JR大阪駅できっぷを購入した際、指定の禁煙席は最後の1席と言われたが、大阪駅の乗車ではまだ空席がある。智頭急行のHOT7000系はもちろん気動車だが、駅を出てからの加速は電車に引けを取らない。途中上郡まではJR山陽本線を行く。三宮でだいぶ乗車があって、指定席も満席になった。
HOT7000系は確か振り子車両だと思ったが、ここまでは普通の車両と変わりない。
自社線で本領発揮
上郡で智頭急行線に入る。ここで運転手や車掌も入れ替わる。智頭急行の車掌は女性だった。
上郡を出ると、一見車のサスペンションがやわらかくなったような感触を受けた。それとともにカーブで車体がぐっと持っていかれる。どうやらいままで振り子の作動を止めていたようだ。
自社線に入って水を得た魚といおうか、すばらしい走りっぷりになった。カーブでもスピードをあまり緩めないで、ぐいぐい進んでいく。
車窓はといえば、せっかくの景色なのにトンネル区間が多い。上郡から40分ほどで、左側から線路が合流してきて、智頭に着いた。ここからはJR因美線になる。
ここで再度運転手は交代だが、車掌は終点の倉吉まで行くようだ。
智頭を出ると明らかに線形が悪い。下から突き上げられるような振動が多くなる。振り子も作動をやめたのか、普通の列車に戻ってしまう。次の郡家で若桜鉄道が待っており、乗車したい気持ちを抑えつつ、やがて鳥取駅に着いた。
列車は山陰本線を倉吉まで行くが、私はここで下車。もっともほとんどの客がここで降りる。
鳥取砂丘を見に
ここで降りたのはほかでもない、鳥取砂丘を見るためだった。
鳥取駅を降り立ったのは初めて、県庁所在地駅というのに、駅前は閑散としている。
やっと鳥取砂丘行きのバスを見つけるが、なんと30分から60分おきの運転だ。
なんとか12時30分発のバスに乗り込み砂丘へ。乗客も砂丘に行くのは7、8人ほど。
終点の砂丘会館で降り降り砂丘へ。自然が作った造形はすばらしかったが、雨が降ってきて、あわてて会館に戻る。
わずか1時間の滞在でまた鳥取駅に舞い戻り。帰りも乗客は行きと同じ程度。大部分の客は観光バスで訪れているのであった。
新型振り子特急に乗る
15時22分発の特急スーパーまつかぜ5号に乗る。なんと2両編成の特急だ。
始発駅なので自由席でも座れた。車両はキハ187系で、この車両の導入で国鉄時代のキハ181系を淘汰した。車体の上下が絞れており、振り子車両である。
鳥取を出発するとどんどん加速していった。振り子車両なので、カーブではぐっと傾斜する。車両は2両だが、それなりの乗車率で、立ち客はなし。加速感はいい感じだが、やはりJR北海道のキハ253系にはかなわない。
米子で乗車客が大部分入れ替わり、1時間半ほどで松江に着いた。
本日は松江しんじ湖温泉泊で、ここまではバスで移動する。本日はここまで。
一畑電鉄を再訪
2日目、本日は松江観光がメインなので、それまでの時間一畑電鉄を再訪することにする。
幸い宿から松江しんじ湖温泉駅までは歩いてすぐの距離にあった。
3年前に一畑電鉄は全線制覇しているので、今回は雲州平田まで行き、車庫に保管されているデハニ50系の写真を撮りに行くことにした。
松江しんじ湖温泉駅で乗車したのは午前8時31分の出雲市行き普通。車両は3000旧南海のズームカーだった。
日曜日の朝のためか観光客も乗り込んで、そこそこの乗車率になった。昔は高加減速をほこったズームカーだが、現代の感覚だともっそりとした印象だ。釣り掛け駆動なので、振動や騒音も大きい。でも現代の車両にはない楽しさがある。
直線では80km近いスピードを出し、まだまだ現役だ。途中一畑口でスイッチバックし向きを変えると、松江から30分ほどで雲州平田に着いた。
お目当てのデハニは駅のそばの車庫にひっそりと置かれていた。
何枚か写真を撮り満足すると、折り返しの電車でまた松江しんじ湖温泉に戻った。帰りは旧京王5000系の2100系だった。
松江に戻るとお城を見るなど観光をして、米子空港から空路帰宅した。