
伊豆急行線ほか 2005.7.27-29
夏期休暇で伊豆に
家族旅行で伊豆に出かけることになった。
途中で海水浴もするので、荷物も多くなるし、車で行きたいという家族の意見を押しやり、電車にすることにした。
目的は伊豆急行(通称:伊豆急、以下伊豆急と称す)に乗るためである。いままで何回も伊東まで出かけたことはあるのに、なぜか伊豆急には縁がなかった。最近鉄道模型の製作にもはまっており、個人的に伊豆急の車両に興味がある。
7月27日、9時ちょうど東京発の特急踊り子101号に乗車した。本当はスーパービュー踊り子号に乗りたかったのだが、朝の早い時間に出るスーパービューはなし。残念だが仕方あるまい。
185系踊り子は特急らしさが無く
やってきたのは185系で、国鉄末期に製造された車両。
当時はこれが特急系かと、ばかにしていたが、今乗ってもしょぼい感じは否めない。座席などもそれなりにリニューアルされているようだが、とても特急という感じがしないのはなぜか?
乗り味もどっしりした感じがなく、これで特急を名乗るのはかわいそう。
東京を出発後も、品川、川崎、横浜と停車して、特急らしくない。そうこう文句をつけているうちに、熱海から伊東線に入り、伊東に着いた。
列車はそのまま下田までいくが、ここからは伊豆急行線、そして未乗区間だ。
伊東を過ぎると、づっと緑が濃くなり、ゴルフ場で有名な川名を過ぎたころから、向かって左側に海が見えてきた。少し高いところを通っているので、眼下に絶景が広がる。
ただ185系の窓は狭いので、いまひとつ気分が盛り上がらない。伊東から1時間ほどで伊豆急下田に到着した。線路はここまでなので、櫛形のホームが並ぶ。それにしても、何両分が止まれるようになっているのだろうか、とにかくホームが長い。
改札を出ると南国の景色が広がっていた。なんとなくこの景色に似たものがあるなと、思い出したのは、JR四国の宇和島駅だった。どちらも終着駅で、海に近く雰囲気が似ている。
7月28日、南伊豆の休暇村で一泊して、熱海に向かう。事前にダイヤを調べて、伊豆急が誇るリゾート21の車両に乗車する。14時40分発の熱海行きだ。
リゾート21の先頭車両に陣取り
リゾート21は、当初東京にまで乗り入れる特急車両としても使われたが、現在は後続のアルファリゾートに役目を譲り、もっぱら伊豆急線内または、JR線の熱海までの運用についている。
停車していたのは、黒船電車に改造された車両で、車両全体が黒く塗られ、赤いアクセントが入っている。黒船をイメージするため黒く塗られたのだろうが、けっしてセンスがいいとはいえない。車両は7両連結で、普通運用のためか車内はがらがらだ。
早速階段状に作られている先頭車両の最前列に席を取る。特急ならさらに特別料金を取られそうだが、運賃のみで乗車できるのも魅力だ。
大きな窓からの絶景に堪能
乗務員が乗り込み出発。乗務員室との境は薄いガラスのみで、上部が開いているので、運転手の声もはっきり伝わってくる。「制限30」、「制限60」などの声を聞きながら、一駅一駅停車していく。
伊豆急が全線単線であることも明確にわかったし、とにかく大きな窓を通して見える風景は圧倒的だ。
かたや特急車両なのに、小さな窓を通してしか風景が望めないのにたいして、この大きな窓を通しての絶景はどうだろう。車内を見渡すと、1986年のブルーリボン賞受賞のボードがあった。この車両もすでに20年近く経っているのだった。
前面展望を楽しんでいたら、あっという間に伊東に着いた。途中伊豆高原駅に休車になっている100系の103号車が残されているのが確認できた。いずれ模型制作しようとしている題材なので、写真に収めておく。
伊東からはJRの乗務員が乗り込んできて、25分ほどで熱海に着いた。この日は熱海泊。ちょうど熱海の水上花火大会にあたり、夜は花火を楽しむ。
翌29日は、東海道線の快速と横須賀線・総武線快速を乗り継いで帰ってきた。