
千葉都市モノレール 2004.09.13
4年ぶりに千葉へ
4年間の転勤生活が終わり、元の住まいである千葉市に戻ってきた。
4年ぶりの千葉であるが、通勤環境も変化していた。
黄色い電車と呼んでいた、総武線の各駅停車は、新型のE209系、E231系にすべて置き換わり、車体はステンレスに黄色のテープといった装いとなり、黄色い電車の雰囲気はなくなった。
これらの車両は最新式のインバーター制御で動いており、ひゅーんという加速音とともに発進していくさまが印象的だ。
一方総武線快速は、私が名古屋に行く前にE217系への置き換えがすんだところだったため、これといった変化はないようだ。
特急の系統は、”しおさい”、”あやめ”に、伝統の183系が健在だ。ただしこちらも一部の車両が”あずさ”などから回ってきた、183系1000番台に置き換えられ、碓氷峠越えに使っていた189系も混じっている。
”わかしお”、”さざなみ”はE255系のほか、一部183系も残るが、こちらは10月のダイヤ改正で、183系がすべて新型のE257系500番台に置き換えられるようだ。
通勤の足を乗り通してみることに
前置きが長くなったが、引越しの片付けもひと段落すると、また落ちついていられなくなり、とりあえず家の前を走っている、千葉都市モノレールの全線完乗をすることにした。千葉都市モノレールは、千葉みなと〜県庁前間の1号線と千葉〜千城台間の2号線からなり、総延長15.7km。懸垂式モノレールとしては、世界最長であるらしい。
とりあえず千葉駅に出て、”お昼のお出かけフリーキップ”なるものを購入する。これで10時から16時の間、モノレール全線が乗り放題になる。
モノレールの千葉駅は、外から見るとJR千葉駅と一体化しており、駅前にモノレールの橋脚が伸びている雰囲気はどこか近未来都市のようだ。

まずは千葉駅から千葉みなと行きに乗る。
千葉駅前のそごうのビルの間を縫うように走り、市役所前駅に着く。市役所前を出発し、やがて京葉線の線路が見えてくると、これに沿うように走り、すぐ千葉みなとに到着。ここはJR京葉線との乗り換え駅。千葉からは5分しか経っていない。
折り返しのモノレールで、今度は県庁前行きに乗る。千葉駅までは同じルートを辿り、千葉駅から千城台方面の橋脚をアンダークロスする。この間はなんと複々線区間だ。
千城台方面への橋脚が左にそれ、大きく右に曲がると、すぐ栄町。千葉駅のロータリーから伸びる道路を越すと、葭川(よしかわ)公園と、この間駅間も短い。千葉から3駅で県庁前に到着した。
関東の駅100選選出駅は??
県庁前は関東の駅100選にも選ばれており、いったん下車して外見を確かめる。
駅全体はガラスで覆われており、確かに近未来的だ。
駅前の通路も駅に合わせ、ゆるやかに円を描くように作られており、デザイン的にも統一されている。
ただこのデザインが、他の町並みとマッチしているかというと、?といった感じだった。
いったん外に出たので、隣の葭川公園まで歩いて戻り、ここから再乗車することにした。
先ほど乗車していたモノレールが折り返していったので、次のモノレールまでは、20分ほどの待ち時間がある。
改めてこの駅を見てみると、千葉都市モノレールのだいたいの駅が、相対式のホームであるのにたいして、この駅は島式ホームになっている。島式ホームでホームの外側に壁が無いため、見晴らしもいい。
どうしてだいたいの駅が相対式ホームになっているかというと、千葉都市モノレールの大部分が道路の上に作られているからで、真ん中に階段などを作らなければならない島式のホームは、道路の上を走っていないところに限られているのである。
終点千城台まで乗り通す
やっと次のモノレールが来たので乗車する。千葉みなと行きであるが、途中の千葉で下車し千城台方面に向かうことにする。
短い路線長であるが、やっと1号線を乗り終えたのだ。
千葉で千城台行きに乗ろうとするが、やって来たのは途中の動物公園行き。動物公園で千城台行きに連絡するというので、そのまま乗車する。
先ほどの県庁前方面を今度はオーバークロスし、総武本線の線路を越え、国道16号の上を一路西を目指す。
ビルの中を走っていた感じのある1号線に対して、2号線は商業地や住宅街の中を行く。
穴川でいったん向きを変え、スポーツセンターを過ぎると、県運動場、野球場の間を走り、観覧車が見えてきたと思ったら、動物公園に到着した。近くに車庫もあるため、島式2面の立派なホームがある。
動物公園はその名の通り、動物園のほか、観覧車などのちょっとした遊園地の遊具がある。
今日は月曜日で、動物公園はお休み。
反対側に止まっていた千城台行きに乗り換える。住宅街の中をみつわ台を越えると、やがて総武本線の線路が見えてきて、やはり線路に沿うように左に曲がると、都賀に到着した。
ここもやはりJRとの乗り継ぎ駅になっており、乗客の入れ替えも多い。
都賀を出ると、今度は大きく右にカーブを切り、若葉区の区役所の上を越え、さらに住宅街の間を走る。
終点の千城台は、向かって左側にショッピングセンター、右側は県立千城台高校だった。
モノレールの橋脚は、この先まだまだ伸びるように設計されているが、現在はここまで。再延長の計画もあるが、赤字をかかえた路線ではどうなることか?
折り返しのモノレールで都賀まで戻り、ここからJR総武本線に乗り換え、千葉まで出た。
利用客が少ないのも乗り通すと確かに?
もちろんそのまま乗っていても、千葉まで着くが、いかんせん遠回りしすぎ。千城台方面から千葉まで乗りとおす客はほとんどいないであろう。
千葉都市モノレール全体にいえることは、お役所に通う人が都合のいいように路線をひいた結果、一般の人が利用するには、非常に不便なルートを走っていること。
そしてもうひとつは、運賃の高さ。初乗り190円だが、2駅を越すとすぐ210円になる。
乗客は安いバスやJRを利用するようになり、乗客が増えず赤字となる。
関東の駅100選に選ばれた県庁前などきれいな駅が多いが、近くで見ると掃除がされておらず、ガラスが薄汚れている。
いつも利用している路線でありながら、あらためて全線を乗りとおしてみると、改善すべき点のみが目立ってしまった。