N700系に乗る
先日大阪出張に行った帰りに、新幹線の新型車両N700系に乗る機会があった。
N700系は7月にデビューしたばかりの新車で、まだ列車本数が少なく、東京からの乗車だと、朝6時台とかなりはやい時間でなければ乗車できない。けれど新大阪からだと、ちょうど東京に夕方着く列車が何本かあり、たまたま帰りの時間もいいので、乗ることができたのである。
新大阪駅で列車を待つ。なんと指定された座席は16号車。先頭車両である。
夏休みなので、家族連れが多く、みんなN700系を楽しみにしている。
列車がホームに入ってきた。先頭車の形状は700系とも異なっていて、独特の存在感がある。
早速乗り込もうとすると、車両横についている列車番号を表示するLEDがでかい。それに今のLEDはさまざまな色を表示できるので、なんとなく違和感がある。
車内はなんとなくがらんとしていて落ち着きがない。なにが原因かと探ってみると、いくつか要因がある。
まず室内灯が最近はやりの電球色だが、これが明るすぎて違和感がある。
シートの色が安っぽい水色といおうか青色で品がない。
車内の列車番号や各シートの番号表示も、いままでの倍以上の大きさがあり、お年寄りにはいいのだろうが、ビジネス列車としては下品。
極めつけは、車内の電光掲示板で、これが極めてでかい。横幅はともかく、高さがいままでの倍ぐらいあり、そこに巨大な文字で表示が流れる。うーん奇妙だ。
などと文句を言っていたら、列車が動き出した。加速はさすがに早い。あっという間に最高速に到達する。
N700系は山陽区間では300km運転できるが、東海道では270km運転なので余裕がある。
問題はうわさの車体傾斜だ。N700系は新幹線として初めて、車体傾斜装置が取り付けられた。
私は全国各地に振り子車両や、車体傾斜の車両を乗ってきているので、大変興味がある。
さてN700系だが、車体の傾斜角は1度なので、普通の人なら強制的に車体傾斜していることを気づかないレベルだ。
だが、あきらかにカーブ区間での傾斜は大きく、それにカーブからの戻りが、独特の感じがあるので、それと分かる。
全体としての感想は、車両はよくできているが、車内や車外の作りが悪い。品がない。500系のような、どっしりしていて、車内の落ち着いた感じや、100系のような優雅な感じにはならないのか?
まだ、1回だけの乗車なので、また次に乗ったら感想が変わるかもしれない。それでもだめなら、なるべくN700系を乗らないで我慢しようと思う。